こんにちは、明後日に女の子と初デートの予定があってソワソワしているりくです。
高校生のころの自分が聞いたら、目を丸くすると思います。好きな人ができても「うまくいく気がしない…」と勝手にあきらめていたので。
でも今日の記事は恋愛の話じゃありません。スキンケアの話です。
「スキンケアって結局、何を使えばいいの?」
この質問、SNSや公式LINEでのお問い合わせで一番多くいただきます。気持ちはわかります。私も昔、まさにこの問いに振り回されて、月5万円を化粧品に溶かしていた人間ですから。
しかし、化粧品で本当に私たちの肌悩みは解消されるのでしょうか?一度そんな疑問を持ってほしく、この記事を書くことにしました。
この記事では、「高い化粧品を使えば肌がよくなる」という思い込みは正しいのか、そして必要なスキンケアは何なのかをお伝えします。
1兆3,000億円の化粧品が、肌荒れを治せていない
まず、ちょっとした数字の話をさせてください。
経済産業省の統計によると、2023年の化粧品国内工場出荷金額は約1兆3,024億円。そのうち皮膚用化粧品が最大で約5,678億円を占めています。
毎年、とてつもない金額が化粧品に費やされている。にもかかわらず、私のSNSのタイムラインには「何を使っても肌が良くならない」という投稿が毎日のように流れてきます。
おかしくないですか?
私もこういった職業柄、多くの人たちにお会いさせていただいています。ジムを経営している方、HPやSNS運用代行の方、脱毛サロンを経営されている方などなど、幸せなことに本当に様々方たちです。
中には化粧品販売をされている経営者さんもいらっしゃるのですが、正直商品の説明を聞いていても、いまいちその効果にピンとこないものが多いです。
これだけのお金が動いているのに、肌荒れで悩む人が減っていない。化粧品がどんどんリニューアルされ続けるのは、裏を返せば「前の商品で満足できなかった人がまた買っている」ということでもあります。
私自身がまさにその一人でした。「アクネ菌に効く」と書いてあれば買う。「敏感肌用」と書いてあれば買う。SNSでインフルエンサーさんが紹介していたら、バイト代をつぎ込む。気づけばひと月で5万円を超えていたこともありました。
結果はどうだったか。治らない。むしろ悪化しました。
洗浄力の強いクレンザーで皮脂を根こそぎ落とし、その上から化粧水、美容液、パック、クリームと何層も重ねていた。今思えば、肌に負担をかけまくっていただけでした。
「高い化粧品=効果が高い」は、科学が否定している
私が本や論文を読み始めて最も衝撃を受けた事実のひとつがこれです。
世界最大級の皮膚科専門学会であるアメリカ皮膚科学会(AAD)は、スキンケアについてこう結論づけています。
「高価な化粧品が安い製品より効果があるとは限らず、シンプルで継続できるケアが重要である」と。
さらに、2025年に行われた米国の皮膚科医トップ62人による調査でも、有効と評価された成分の多くは高価なものではなく、手ごろな価格帯の製品にも十分配合されていることが報告されています。
つまり、3,000円の保湿剤も8,000円の保湿剤も、肌への効果は大して変わらない。
これを知ったとき、私は正直悔しかったです。だって、100万円以上を化粧品に費やしてきた過去があるわけですから。今でもこの事実に気づかず過ごしていたことを考えたら、本当にゾッとします。
じゃあ、何を揃えればいいのか
AADの見解をもう少し踏み込むと、毎日のスキンケアに必要なのは「やさしい洗顔料」「肌に合う保湿剤」「SPF30以上の日焼け止め」の3つ。これで十分だとされています。
「え、それだけ?美容液は?パックは?」と思うかもしれませんが、これが科学の面白いところで、世間一般に正しいと言われていることに対して逆の解答を出すことがあります。
各アイテムの役割を分解すると、こうなります。
クレンジング(洗顔)
役割は、水だけでは落としきれない皮脂や日焼け止めの残りを落とすこと。メイクをしない男性でも、日焼け止めを塗っている以上、クレンジングはやった方がいいです。
ただし、注意点があります。洗い上がりがサッパリするタイプのクレンザーは、洗えた感じはしますが、実際には必要な皮脂まで落としている可能性が高い。皮脂は肌のバリア機能を保つ役割もあるので、全部落とす必要はありません。
高洗浄力のクレンザーよりも、低洗浄力のクレンザーで2回洗った方が肌負担は低くなる。
ミルクタイプやオイルタイプの低刺激なものを選ぶのがおすすめです。私は菊正宗のクレンジングオイルを使っていますが、無印良品のマイルドミルククレンジングやマイルドオイルクレンジングも優秀です。
保湿剤
保湿剤の本質は、肌の表面に油の膜を張って乾燥を遅らせること。この「乾燥を遅らせる力」さえあればプロダクトはなんでもいいんです。
ありがちなのが、高い保湿剤を買ったのにケチケチ使うパターン。量が足りなければ膜が張れないので、お金を払った意味がなくなります。毎日たっぷり使っても罪悪感がない価格帯のものを選ぶ方が、結果的に肌には良いです。
私はCurelのクリームとラロッシュポゼの顔・体用のバームを愛用しています。一生使い続けたいと思えるくらい優秀。無印良品の保湿シリーズも「高保湿」「しっとり」「さっぱり」とタイプが分かれているので、自分の肌に合うものを試してみてください。
日焼け止め
ここ、軽く見ている人が多いのですが、かなり重要です。
紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。UVAは波長が長く肌の深部まで届いて、10年後のシワやシミの原因になる。UVBは波長が短くて、いわゆる「日焼け」を起こす。
で、肌の老化の約8割は紫外線が原因だということがわかっています。
8割ですよ。加齢じゃない。紫外線です。
AADも「日焼け止めはマスト」と言い切っています。SPF30・PA+++を目安に選べば日常使いには十分。個人的にCurelの日焼け止めは使い勝手が悪いため、無印良品の敏感肌用日焼け止めミルクや、ビオレあたりが使いやすいです。
狩猟採集民族に、ニキビはゼロだった
ここからが、この記事で一番伝えたいことです。
実は、狩猟採集民族を対象にした研究では、彼らにニキビがまったく見られなかったことが報告されています。当然、彼らはスキンケアなんてしていません。
ニキビは体内の炎症が肌の表面に出てきたもの。そして、このニキビという現象自体が、産業革命以降に広がった「現代病」なんです。
つまり、私たちは自分たちの生活習慣が作り出した問題を、化粧品で解決しようとしている。穴の空いたバケツに水を注ぎ続けているようなものです。
私たちの肌には、本来「バリア機能」という、適切に皮脂をコントロールして外部刺激から守る仕組みが備わっています。このバリア機能が正常に働けば、多くの肌トラブルは起きにくくなる。
でも、加工食品を食べすぎ、夜更かしをして、運動もせず、ストレスを溜め込んでいると、このバリア機能がボロボロになる。
そこを無視して、外側から化粧品を塗りたくっても根本解決にはならないんですね。
スキンケアは「仕上げ」であって「土台」ではない
正直に言います。ここまで書いたスキンケアの内容は、肌質改善の全体で見ると5%くらいにすぎません。
残りの95%は、食事・睡眠・運動・ストレスケアという「インナーケア」で決まります。
食事を変えれば腸内環境が整って炎症が収まる(食事と脳の記事参照)。睡眠をしっかり取れば成長ホルモンが肌を修復してくれる(睡眠の記事参照)。運動で血流が上がれば、栄養が肌まで届く(運動の記事参照)。ストレスが減ればコルチゾールが落ち着いて、バリア機能が回復する(ストレスの記事参照)。
化粧品は傘みたいなものです。雨(紫外線や乾燥)から肌を守ってはくれるけど、雨を止める力はない。身体の内側の問題は、内側からしか解決できません。
私が月5万円の化粧品で治せなかった肌荒れは、食事と睡眠と運動を変えてから、みるみる改善していきました。使っている化粧品はCurelと無印良品。合わせて月3,000円もかかっていません。
まとめ
- 日本では毎年1兆円以上が化粧品に費やされているが、肌荒れで悩む人は減っていない
- 「高い化粧品=効果が高い」は科学的に否定されている(AAD、皮膚科医62人の調査)
- 本当に必要なスキンケアは洗顔料・保湿剤・日焼け止めの3つだけ
- 狩猟採集民族にニキビはゼロ。多くの肌トラブルは生活習慣が作り出した「現代病」
- スキンケアは全体の5%。残り95%はインナーケア(食事・睡眠・運動・ストレスケア)で決まる
あの頃の私に教えてあげたいです。「化粧品に月5万円使わなくていいから、その分でいい食材を買え」って。
肌が変わると、人生が変わります。私は今、マッチングアプリで出会った女の子とデートの約束ができるくらいには、自分の顔に自信が持てるようになりました。高校時代、初めての彼女に「なんか自信なさそう」と振られたあの日から、ずいぶん遠くまで来たなと思います。
あなたも、必ず変われます。
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参考文献
- 経済産業省「化粧品出荷統計」(2023年)
- American Academy of Dermatology (AAD). "Skin care on a budget."
- Blasingame MN, et al. (2025). "Top dermatologist-recommended skincare ingredients."
- Cordain L, Lindeberg S, Hurtado M, et al. (2002). "Acne vulgaris: a disease of Western civilization." Archives of Dermatology, 138(12), 1584-1590.(狩猟採集民族のニキビに関する研究)